広屋修一のプロフィール

■■■ 概要 ■■■

氏名: 広屋 修一(ひろや しゅういち)
仕事: 共創型R&Dから新事業を創出する BIRD INITIATIVE社 Chief Operating Officer

1984年 NEC入社 ソフトウェア生産技術研究所
1992年 スタンフォード大学計算機科学科 客員研究員(留学)
1995年 NEC BIGLOBE事業部 課長
2002年 NEC子会社(株)サイバーウィング 代表取締役社長
2009年 電通子会社(株)クライテリア・コミュニケーションズ 代表取締役社長
2013年 電通子会社(株)サイバー・コミュニケーション 取締役CTO
2016年 大黒屋EC子会社 ラックスワイズ(株) 代表取締役社長
2017年 HIS系ロボットコンサル会社 (株)hapi-robo st Co-Founder & System Architect
2018年 独立系ロボットサービス会社 (株)QBIT Robotics Co-Founder & 常務CTO
2022年 BIRD INITIATIVE株式会社 Chief Operating Officer

■ 経歴① ■ ソフトウェア技術者の時代

1984年 「NEC ソフトウェア生産技術研究所
     ・NEC発の32ビットマイクロプロセッサ用オペレーティング
      システム開発のためのデバッギング・システムを開発
     宇宙船搭載を想定したマルチプロセッサ用リアルタイムUNIX
      開発プロジェクトを推進
     ・マルチメディア機能を有するUNIXの研究開発
1992年 「スタンフォード大学計算機科学科 客員研究員
     ・David Cheriton教授の下でマルチプロセッサ用UNIXの試作
1993年 研究所に復帰
     ・NEC社内へマルチメディア関連技術の啓蒙活動を実施

■ 経歴② ■ Webビジネス立ち上げの時代

1994年 「NEC マルチメディア事業推進本部
     ・ケーブル・テレビ事業者、地方自治体に対して大規模
      ビデオ・オン・デマンド・システムのプロモーションを行う
     ・後のBIGLOBEのコンテンツ・ポータルの基盤となる「CyberPlaza」
      及び、コンテンツ会員の基盤となるオンライン会員制度を構築
     ・NEC初エンタメ系Webマガジン「人生劇場」を立ち上げ
     ・NEC初オンライン・ショッピング・モール「PC-VAN WebShop」の開発

1996年 「NEC BIGLOBE事業部
     ・パソコン通信PC-VAN、インターネット接続mesh、コンテンツ・
      ポータルCyberPlazaの3つを融合した BIGLOBE をプロジェクトの
      中核メンバーとして6カ月で立ち上げる
     ・同時に、国内初のWebコンテンツ課金システムを立ち上げる
     インターネット広告ビジネスを立ち上げる

■ 経歴③ ■ ベンチャー経営の時代

1997年 「(株)サイバーウィング」創立と同時に出向
2000年 取締役事業部長就任
2002年 代表取締役社長就任

<創業の時代 1997年~1999年>
     ・オンライン・サービスと、リアル・ワールドのサービスを融合した「バーチャル&リアル・コミュニティ」サービスの提供を旗印に、インターネットを活用したゴルフ・コミュニティ事業を中核事業に、インターネット音楽事業をサブ事業にスタート
     ・BIGLOBEで自ら立ち上げたインターネット広告事業をメディアレップ事業/広告配信事業としてサイバーウィングへ持ち込み、これが年々倍々ゲームで成長
     ・音楽事業は、CD/DVD通販事業を中心に推進、国内発のi-mode用CD/DVD通販サイトを開始

<再構築の時代 2000年~2001年>
     ・ゴルフ事業は投入時期に早すぎ3年で撤退、インターネット広告事業は中核事業に成長、「Online Sales & Marketing Company」を旗印に、インターネット広告とECを中心した事業構造に再構築
     海外ネット広告配信ソフト専業ベンダーとの提携により、広告配信基盤を構築

<拡大の時代 2002年~2004年>
     ・BIGLOBE専業であったメディアレップ事業を、大手キャリア/大手電機メーカー/大手コンピューターメーカー資本のISP各社 (@nifyt,OCN,DION,So-net,hi-ho等)が運営する大手ISPメディアを中心にしたメディアレップ事業に拡大
     ・後にサイバーウィングの主力商品となる、大手ISP各社のトップページ共通広告「ISPブロード・アド」を企画開発
     国内発のTVポータル用(T-navi)CD/DVD通販サイトの開発等の挑戦も行うが、事業環境の大きな変化を前に、MUSIC NAVIを東芝へ営業譲渡し、インターネット広告事業に完全シフト

<競争の時代 2005年~2009>
     ・インターネット広告事業領域での差別化戦略として「ハイテク広告会社」を標榜し、ブログ/RSS向け高度コンテンツマッチ広告サービス、大規模動画CM配信サービス、行動ターゲティング広告配信サービス入札式成果報酬型アドネットワークなど、様々な新サービス開発を行う。

■ 経歴④ ■ デジタル・マーケティング深耕の時代

2009年 「(株)サイバー・コミュニケーションズ」(CCI)入社
      ・CEO付ネットワーク戦略担当
2009年 「(株)クライテリア・コミュニケーションズ」(CTC)出向
       ・代表取締役社長 就任
       ・国内最大級のアドネットワーク”ADJUST”を強化
       ・ad:tech TOKYOスピーカー(アドネットワーク・セッション)
       ・CTCをCCIへ吸収合併
2011年 「(株)サイバー・コミュニケーションズ」(CCI)復帰
      ・取締役 ADJUST事業本部長 に就任
      ・新”ADJUST”システムをリリース
      ・アドベリフィケーション・サービスを開始
2013年 取締役 最高技術責任者 に就任
      ・インストリーム動画システムの導入
2015年 取締役 IT戦略担当 に就任
      ・全社IT投資管理フレームワークの導入

■ 経歴⑤ ■ グローバルECの時代

2016年 「ラックスワイズ(株)」代表取締役社長 に就任
      THE SIFQUE(シフク):ラグジュアリーブランドのUSEDアイテムを扱うオンラインブティックの立上げ・運営
      ・同時に (株)大黒屋 IT担当執行役員 に就任、LINEビジネスコネクト利用の「LINEで査定」立上げ。中国からのインバウンド顧客向けデジタル・マーケティング施策の立案・実行

■ 経歴⑥ ■ ロボット・AIの時代

2016年 個人事業 「ロボット・モーションズ」 を立上げ
      ・Deep Larning を活用した中古ブランド品真贋判定システムの開発
      ・AI活用コンサルティング(機械学習を活用した販売・仕入の最適化等)
      ・デジタルマーケティング/ECに関するコンサルティング
2017年  「(株)hapi-robo」 創業に参画
      ・次世代サービス・ロボットの企画開発
      ・サービス業へのロボット・AI活用コンサルティング
      NEDOロボット活用型市場化適用技術開発事業(P.54)に採択され、ロボット・レストランの基盤ソフトウェアを企画開発
2018年  「(株)QBIT Robotics」 Co-Founder & 常務執行役員CTO
      ロボット・カフェ、ロボット居酒屋等、ロボットで自動調理し、AIで自動接客する無人飲食店の企画・開発・運営
      ・NEDO自動走行ロボットを活用した新たな配送サービス技術開発事業に採択され、異種複数台の自動搬送ロボットとロボットアームを用いて、宅配荷物を大規模ビル内で無人配送集荷するサービスを、大手物流会社と実現


■ 経歴⑦ ■ 新事業創出支援の時代

2022年 「BIRD INITIATIVE (株)」 Chief Operating Officer に就任
      ・企業・大学・研究機関にある素晴らしい技術を核にイノベーションを起こす事業を創出支援

■■■ 教育 ■■■

 2005年から14年間 兵庫県立大学大学院応用情報科学研究科の非常勤講師を務め、毎年特別講義(年1回3時間)を行う。2016年までは「インターネット広告ビジネス」に関する講義を行っていましたが(同志社大学理工学部、立命館大学情報理工学部、徳島大学工学部でも講演)、2017年には講義内容を一新、「ロボット・ビジネス」をテーマにした講義を行いました。

【 講義内容 】 2017年兵庫県立大学院での内容

1.自己紹介(ロボット・マニア、Pepperと2年半暮らした体験談)
2.ロボット産業市場規模と日本・中国のロボット産業政策
3.サービス分野でのロボット活用事例
4.ロボットの定義
5.様々なロボットのタイプ
6.ロボット応用分野
7.AI/コミュニケーション・ロボット活用システムの全体アーキテクチャ
8.AI/コミュニケーション・ロボットのプログラミング(Pepper, Cozmo)

■■■ 趣味 ■■■

1.ロボット・プログラミング <2015.1.1に記載>

最近は、Anki社の「Cozmo」という手の平に乗る超小型ブルドーザー型ロボットで遊んでいます。スマホとWiFiでつながりロボットのAI機能はスマホで実行しているようです。2万円程度でこれだけ完成度が高いロボットができるようになったのかと感動し(2台大人買いしました)、簡単なビジュアルプログラミングからAPIを使った高度なプログラミングまでできるので、大學の講義にも早速取り入れてみました。
4代目は、ソフトバンクの「Pepper」の初期ロット200台のうちの1台がラッキーにも購入でき、金居克子の「他人の関係」のダンスをさせてみたり、Pepper主演のSF映画を作ってみたり、PepperをWeb上の番組表を参照できる馬鹿でかい音声対話型リモコンにしてみたりして、久しぶりに深くプログラムにはまることができました。
3代目は、近藤科学(株)の二足歩行ロボット「KHR-3HV」を組み立てました。これでロボットのハード的な仕組みはよくわかりましたが、プログラムはほとんどしませんでした。
2代目は、バンダイの猫型ロボット「わがままカプリロ」というやつで、これはPCでプログラミングできました。大きな目のディスプレイに感情を表現できたり、でんぐりがえりができる、かわいいやつでした。
初代は昆虫型ロボット「ワンダーボーグ」で、携帯型ゲーム機ワンダースワンで、ゲーム感覚でプログラミングしました。ルール・ベースのビジュアルプログラミングでありながら、割り込み優先度が定義できるという優れものでした。

■■■ 著書 ■■■

後にも先にもこの1冊のみ。

「本とビデオではやわかり マルチメディアツール入門」、1995年、トッパン

1992~1993年に米国留学中に、Mac, Windows 上に買い集めたマルチメディア・ツール群を、帰国後、その利用方法についてまとめた本。写真、音声、動画などのマルチメディア素材の取り込み方法と、素材編集の仕方、コンテンツ全体のオーサリングの仕方など、この本に付属のビデオを見ればすぐにマルチメディア・ソフトが使えるというところを狙った。
「マルチメディア」という言葉がまだ新鮮だった頃に、NEC社内への啓蒙活動とソフトウェアの研究所での受託研究費獲得のために作成したビデオ4本を、どうせなら社外用にと1本にまとめてリメイクしたもの。このビデオがきっかけで、研究所を出て、新設されたマルチメディア・ビジネスの販促部門へ移り、Webビジネスを始めるきっかけとなる。