トラックバックセンターの分類と効果

韓国ドラマのロケ地情報」「iPod miniショッピング情報」をせっかく書いたので、いろいろな人に見て欲しいと思い、あれこれブログにトラックバックしてみました。はじめのうちは検索エンジンで適当なものを見つけてはトラックバックしていたのですが、もっと系統だってトラックバックしていく方法がないかと思い、結局辿り着いたところが、「トラックバックセンター」でした。
「トラックバックセンター」の定義は、他のブログにまかせるとして、
自分なりにトラックバックセンターを分類してみました。

【トラックバックセンターの分類方法】
1.一般ディレクトリ型
2.特定カテゴリ・ディレクトリ型
3.話題提供型
それぞれ効果が違うようです。………

【トラックバックセンター分類ごとの効果】
1.一般ディレクトリ型
代表的なものには下記のようなものがあります。
トラックバックセンター
BlogPeople トラックバック・ピープル
トラックバックバンク
ブログ村 トラックバック広場
ブログのカテゴリ毎にトラックバックできる場所のディレクトリがあり、同じカテゴリに興味がある人に自分のブログを見てもらえるきっかけを作ることができます。一般ディレクトリ型は対象となるカテゴリを見つけることが容易な反面、あまりカテゴリを細かく定義しすぎるとほとんどトラックバックされない”さみしい場所”ができるため、一般には「海外旅行」とか、かなりおおまかなカテゴリ定義であり、「韓国ドラマのロケ地」とかの興味にジャストフィットする人を引き込むには限界がありますが、広く自分のブログの存在を知らしめることはできます。

2.特定カテゴリ・ディレクトリ型
これは、特定のカテゴリに特化した興味を持つ人がトラックバックしやすい場所のディレクトリです。例えば「トラバ韓」だと韓国の芸能情報を中心に、ドラマ名や俳優名を中心に細かく分類されているため、「韓国ドラマのロケ地情報」を「美しき日々」のロケ地なのか、「天国の階段」のロケ地なのかという分解能でトラックバックできます。したがって、非常に強い興味を持っている人を自分のブログに引き込めます。また、この種の「特定カテゴリ・ディレクトリ型」では、メディア系ブログで丸ごと参照されることがあります。例えば、「iPod情報局」は、日経BP関連のiPod情報のニュース系ブログですが、「BlogPeople トラックバック・ピープル」のトラックバックセンター情報をまるごと参照しています。このような場合、トラックバックセンターのトラフィックだけでなく、メディア系ブログサイトの瞬発的な大きなトラフィックが期待されます。

3.話題提供型
ISP系ブログサイトなどがよくやっているやり方で、特定の話題を提供し、その話題をトラックバックで盛り上げていくもので、ある種、ISP系の掲示板サイトなどで昔からやっているものがもっとスマートにビジュアルに実装されている感じがします。代表例は、下記でしょうか。
ブログ人のトラ場
トラックバック野郎
特定の話題がたまたま自分が書いた投稿と同じカテゴリであれば瞬間トラフィックは大きいと思いますが、話題は季節モノやニュース性のあるものが多いため、話題がジャストフィットすることは少ないと思います。

ブログを見てもらうには、トラックバックが有効という話をよく聞きますが、実際やり始めると確かにトラフィックが上がります。直接誘導効果もあると思いますが、間接的に検索サイトでのランキングが上がり、検索サイトからのトラフィックも増えるという相乗効果もあるようです。効果的なトラックバックを自動的にやっていくマーケティング・サービスが近い将来出てくるかもしれません。

カテゴリー: ウェブ・マーケティング パーマリンク

トラックバックセンターの分類と効果 への4件のフィードバック

  1. デジタルな広告たち のコメント:

    ブログ→検索エンジン→マスメディアによる情報伝搬の加速

    4月16日の東京新聞(朝刊)テレビ&芸能欄に、【 急増「ネットムービー」 ”ド

  2. デジタルな広告たち のコメント:

    RSS広告の類型化: Google AdSense RSS広告はRSS広告の王道か?

    Ad Innovator: Google AdSense RSS広告への【トラッ

  3. デジタルな広告たち のコメント:

    ブログの登場によるインターネット・マーケティングの2つの大きな変化

    インターネット広告に10年関わってきましたが、特にここ数年のインターネット広告の流れは、検索連動型広告により大きく変わりました。今後、ブログの登場により、ますますインターネット・マーケティングは大きく変わっていくことでしょう。インターネットへの接触時間はすでにTV以外のすべてのメディアより多く、この流れはインターネットだけに留まらないトレンドを引き起こすと思われます。…

  4. デジタルな広告たち のコメント:

    総務省発表「ブログ及びSNSの登録者数」とVRI発表「ブログサイト視聴動向」の比較考察

    4/13に2つのブログ関連調査データが発表されました。1つは、総務省から発表された「ブログ及びSNSの登録者数」で、2006年3月末のブログ登録者数は868万登録、SNS登録者数は716万登録であったとのことです。もう一つは、ビデオリサーチインタラクティブ(VRI)から発表された「ブログサイトの視聴動向」で、2006年3月の月間ブログサイト訪問者数が1456万人であったとのことです。それぞれの調査データには半年前のデータもあり、いっしょにグラフ化してみました。

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