ad:tech San Francisco 2006 速報 (その12) 「TV2.0」

<講演名>
TV 2.0 Overview

<モデレータ>
Andrew Moskowitz, President and Director of Sales, ICON Advertising Solutions

<パネリスト>
Peter Storck, President and Founder, Points North Group
Daisy Whitney, Contributing Writer, TV Week, Advertising Age and Media Magazine

 Peter Storck氏は、TV関連の視聴動向がデジタルビデオの出現で大きくかわりつつあることをたくさんのデータ(ちょっと多すぎましたが)を利用して示しました。DVR/TiVo、ハードディスク付きTVの普及率は、それぞれ19%と17%でしたが、購入意向者のデータを加えると、それぞれ44%、58%まで拡大する可能性があることがわかりました。一方、携帯デバイスでの映像視聴に関しては、その能力と興味において、浸透率はまだまだ低い状況です。もし、TVでPC同様にTVショーや映画をダウンロードして再生できるなら使ってみたい人は32%いました(これに対して、PCだけでよいと答えた人は20%)。また、別のアンケートでは、リモコンを使ってTVショーを見たい人は42%いました(これは Yahoo Go, Slingbox, Google Video を使いたい人よりやや多い数字です)。広告付き無償モデルのデジタル・ビデオを望んでいる人は62%、広告無し有償モデルは17%でした。

 Daisy Whitney氏は、TV広告のターゲティングとレポーティングを強化する新しいツールとして、下記の3つをあげました。
Visible World
Navic Networks
Tandberg

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カテゴリー: ウェブ・マーケティング パーマリンク

ad:tech San Francisco 2006 速報 (その12) 「TV2.0」 への1件のコメント

  1. デジタルな広告たち のコメント:

    ad:tech San Francisco 2006 速報 (その9) 「ビデオ広告」

     「ビデオ・ネットワークを利用した広告ビジネス」の話とあって、仕事との関係も深いせいか、プレゼンテーションがビジュアルでおもしろいせいか、個人的には最もエキサイティングはパネルでした(後日ビジュアルを入れて更新します)。 Discovery Communication社の Kathy Greif氏が、DiscoveryStore.com で成功した InPerson という技術について紹介。InPerson はショッピングサイトに人の映像が挿入されて、商品やキャンペーンの紹介をするものですが、200…

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