小学校の頃、アポロ11号の月面着陸のシーンをテレビで見てずいぶん感動しましたが、それは、月探査衛星「かぐや」が撮影した月面越しに地球が昇っていく「地球の出」のような鮮明なイメージでもなければ、宇宙ステーションに滞在する若田飛行士が気さくにカメラに語りかける臨場感溢れる映像でもありませんでした。白黒で見えにくくて、重苦しくて、見ていて窒息するんじゃないかと思うような映像なのに、月に人類がいるというイメージだけで、なんだかすごく感動した思い出があります。
NASAは7月20日のアポロ11号月面着陸40周年記念行事(右図)の一環として、アポロ11号のアームストロング船長が月面へ着地したシーンや月面に星条旗を立てたシーン等をデジタル修復して公開(左上図)しました。40年前の感動が蘇ります。
【 追伸 】
本日の google のロゴは左記の「アポロ11号月面着陸40周年記念」になっています。一瞬 google の字はどこ?と思いましたが、クレーターが微妙に "google" の形になっているのですね。ちょっと苦しいかな。
NASAコンステレーション計画に見る宇宙飛行計画に感動
「コンステレーション計画」で利用される次世代宇宙船の「オリオン」は、スペースシャトルの老朽化と高運用コストを改善するために、アポロ型宇宙船を10回ほど再利用できる形にして6人まで搭乗できるようにしたものです。ロケットの方も143トンまでの荷物を地球周回軌道にまで運ぶことができる「アレスV」というものと、25トンまでの荷物を打ち上げる「アレスⅠ」という標準ロケットを開発し、惑星毎やミッション毎にロケットを作らず、これらのロケットで荷物を何度かに分けて打ち上げて地球周回軌道や惑星の周回軌道上でドッキング…
ホーキング博士、NASA記念講演で「人類はなぜ宇宙の誰からも連絡を受けなかったのか」と問題提起
宇宙論で著名なイギリスの物理学者ホーキング博士のNASA50周年記念講演「何故我々は宇宙に行かねばならないのか」という話がおもしろかったので、原文に遡り紹介したいと思います。…
従来の太陽のイメージを覆す画期的な映像を送り続けている太陽観測用衛星「ひので」
太陽観測用衛星「ひので」のサイトには従来の太陽のイメージを覆す画期的な映像がたくさんアーカイブされています。YouTubeに上がっているすばらしい映像4つを厳選して紹介します。
「20世紀少年」は”懐かしい”が満載でした
神戸の友達から「広屋は大阪万博の近くに住んでたから、もう”20世紀少年(最終章)”見たやろ」というメールが来ました。主人公ケンヂの少年時代は、小学校3年の時に大阪万博を目の前にした私らとまったく同じ年代で、万博のシンボルの「太陽の塔」はもちろんのこと、回顧シーンには懐かしさが満載でした。…