2月21日に、電通より恒例の「日本の広告費」の発表がありました。2012年の日本の総広告費は5兆8913億円(前年比103%)と5年ぶりに前年実績を越えました。インターネット広告費は、前年比108%の8680億円(媒体費6629億円、制作費2051億円)となりました。
今年からインターネット広告費の集計方法が大きく変わりました。デバイスの多様化に伴いデバイス別分類が無くなり、「膨大なデータを処理するアドテクノロジーを活用したプラットフォームにより広告の最適化を自動的にもしくは即時的に支援するような広告手法」を「運用型広告」と呼んで集計することになりました。この分類に入る、検索連動型広告/Ad Exchange/DSP/SSP等を含む2012年度の運用型広告費は3391億円となりました。これ以外の枠売り広告/タイアップ広告等は3238億円となり、運用型広告費がインターネット広告媒体費の半分の規模になりました。
4マス広告費は2005年に前年割れを始めてから7年ぶりに前年実績を越えました。一方で、インターネット広告費はこの7年間で市場規模が2.3倍拡大しました。
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