この三連休に「第5回東京インタラクティブ・アド・アワード受賞作品」をあらためて眺めてみましたが、「公共広告機構」の広告が5つ入賞しており、テーマが比較的重いせいか気になるものがいくつかありました。
■「決められたスペース内で」
喫煙者に決められた場所で喫煙しようと訴える広告ですが、通常のフローティング広告が枠をはみ出して自己主張するのに対して、最初にはみ出しているものが後で枠をはめられるというところが新鮮でした(login画面では id: awards2007 / pass: creative_view を入力)。
■「手」
ドメスティック・バイオレンス撲滅キャンペーンですが、マウスの動きに反応して子供が身をかばう動作をするのが痛々しいです。微妙に震えているものリアルです。どんとモノトーンの子供の写真が出てきて、最後まで何の広告かわからないのがとても気になると思います。
■「The Wiper」
飲酒運転防止キャンペーンですが、始めは軽い気持ちでやっていますが、突然最後のシーンでどきっとするバナー広告です。この広告の他にも「切り離そう」と「The Blood」という飲酒運転防止キャンペーンが2つ入賞していました。
これがきっかけで、「公共広告機構」のサイトに立ち寄りましたが、テレビで見たことのあるCMが20個ほどずらりと並んでいて、ネットの映像で参照できるようになっています(案外見ていないものも多いと思います)。”アド・ミュージアム東京”に「公共広告機構の生い立ち」が、”Wikipedia”に「こういう時にも公共広告が放映される」という整理があり、おもしろいです。