インターネットをはじめて大規模に活用した米国大統領選挙としても歴史に残る今回の大統領選挙ですが、バラク・オバマ氏が9月単月で集めた選挙資金はなんと過去最高の1.5億ドルを突破し、9月に新たに寄付した人は63万人で、寄付した人は累積で310万人になったそうです。これは、4月末頃にこのブログで記事を書いた時の150万人の2倍の寄付者になっていて、寄付金もその当時3ヶ月分かかって集めたいた規模をたったの1ヶ月で集めたことになります。しかも、9月の1人当たり平均献金額は、100ドル以下とのことですので、ネットなどを活用した小口の献金を超大量に集めたことになります。
大統領選挙が終わり、久しぶりに訪れたオバマ公式サイトで、気になるものを見つけました。サポーターをターゲットにしたオンライン・ショップで「最大50%オフのクリアランスセール」をやっています。確かに今なら売れるし、今、大量の在庫をさばいてしまわないと、大きな不良在庫になってしまうでしょうから、非常に合理的です。最後の最後までインターネットを使いまくるオバマ陣営に脱帽です。このオンライン・ショップいったいどれぐらい選挙資金を稼いだんでしょうね。
オバマ公式サイトは、大規模な集金装置として機能していたことはもちろんのこと、各地の講演会への集客についても、大統領選挙投票日直前直後のトップページの差を見ればよくわかります。大統領選挙直前(左)においては、利用者が州名を入れると、どこで講演会や地域のボランティア・イベントをやっているかが簡単に見つかり、最後の最後までオバマ氏への投票を勧誘するツールを提供しています。そして、勝利宣言直後(右)から、ホームページは「変革を達成することができました、ありがとう」というページに変身していました。この公式サイトほんとうによく運営されていると思います。
オバマ氏は Facebook/YouTube/MySpace をフル活用して150万人から献金を集める
オバマ氏の公式サイトからの様々なWeb2.0系サイトへのリンク(Obama Everywhere)と、そこからリンクされているそれぞれのサイト(Facebook, YouTube, MySpace, Flickr, Digg, LinkedIn等)での支持者との接触度合いの徹底が凄すぎます。…
"FINANCIAL BAILOUT"の訳語は「金融救済策」じゃなくて「金融安定化策」?
最近、米国のニュースを見ていると"FINANCIAL BAILOUT"とか単に"BAILOUT"とかいう表現が多く出てきて、「あれってなんて訳すのがいいんだっけ?」と少しもやもやしていたのですが、今日、NHK BSの「CNNヘッドラインニュース」を見ていたら、通訳の人が「金融安定化策」と訳していました。「えっ、そうなの?」。。。…
Video Podcast で毎日、米国メジャーTV局のニュースをチェックしています
「百聞は一見にしかず」といいますが、Video iPod を購入して1ヶ月半ほど、Video Podcast で米国メジャーTV局ABC,CBS,CNNのニュースをチェックしていると、すごい世の中になったなぁと関心します。日本でも、放送と通信の融合なんかの話がちょろちょろと話題になりますが、海の向こうでは四の五の言わずに、TVニュースの内容を Podcast専用に編集したり、Video iPod用のキャスターを用意したりして、すでに定常的に毎日Video Podcastingをしています。
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オバマ大統領の最初の議会演説で頻度高く出現したキーワード
オバマ大統領のスピーチは、ヒラリークリントンのクリアーな英語に比べると、必ずしも聞きやすくはないのですが、聞いていてリズミカルでかっこよく、うっとりする効果があるので、最近なんだかはまっています。英語ができないうちの息子でさえ、「オバマって、ちょっとかっこいいねぇ」と言うぐらいですから、英語の内容を超えて感じるものがきっとあるんだと思います。…
投票用紙配布の一工夫が、都議選の投票率アップに寄与?
東京都議会議員選挙の投票率は54.49%で、前回の投票率を10.50ポイント上回ったそうです。今回の投票用紙の封筒の裏には写真のような「小さな一票、大きな未来」という大きな文字があり、封を切る際に結構目に焼き付きましたが、これも投票率のアップにほんの少し寄与したかもしれません。…