昨日の朝6時台、ケータイに入った「緊急地震速報」で飛び起きました。バイブ・モードでもいつもの着信と違うことがはっきりわかりました。で、「強い揺れに備えて下さい」と書かれていても、全然訓練されていないので、「げっ」と思いつつも、多くの人はまずはテレビの電源をつけたのではないでしょうか。私もその一人です。でも、ほんとうはすぐに安全確保行動をするべきなんでしょうね。それから、子供をおこしに行きながら、「うん?まだ来ないの?」とだんだんもやもやしてきましたが、やっぱり誤報だったんですね(夜になって、子供に朝の事覚えてるかと聞いてみましたが、寝ぼけていて全く覚えてませんでしたが)。
まぁ、地震はたいしたことがなかったし、こういのは「津波警報のように安全側に倒れているシステムでいいよな」と納得し、「火災訓練みたいにたまにはやった方がいいな」ぐらいの軽い気持ちでいましたが、ニュースを見ると「誤報」の発表が何時間も遅れたために交通機関でいろいろと混乱があったようですね。
結局、気象庁からの緊急地震速報の誤報についての公式発表では、”「千葉三芳」の地震観測点から異常な振幅値のデータが送られてきたことにより、地震の規模を過大に見積もったためです。異常なデータが送られた原因は、昨日(8月24日)実施したソフトウェア改修に不具合があったためと判明しました。”となっていましたが、NHKや朝日新聞では、さらに、この1つの装置が揺れ幅を約20倍にして報告してきたと報道していました。
直接のトリガはそうかもしれませんが、”気象庁の「緊急地震速報のしくみと予報・警報」”によると、「地震波が2点以上の地震観測点で観測され、最大震度が5弱以上と予測された場合に発表する」とあります。はたして1つの装置の揺れが大きかっただけで、ほんとうに今回のような速報が出る設計だったのでしょうか?装置だけでなく、センターで判断する側のロジックでも異常値を排除せずに(地震で20倍というのは微妙で排除しにくい値だろうとは思いますが)、平均値を利用したようなことはなかったのでしょうか?(まったく勝手な素人の憶測でしかないです)
いずれにしても、気象庁データの絶対的な信頼性をベースに、その先に大規模な警報伝達社会システムができあがっています。今までこれだけリアルタイム性が要求されて、かつ、広範囲に影響を与える仕組みって人類史上なかった気がします。このような社会全体へ重大な影響を与えるシステムについては、社会システム全体で一度俯瞰して、その元データの信憑性確保に投資すべきコストをちゃんとはじき出す時期に来ているんじゃないでしょうか。一業者の装置の改修ミスで済ますべき問題ではないような、そんな気がしてきました。
とか偉そうな事を言う前に「緊急地震速報」が来たときの安全確保行動を考えなきゃ。
「首都直下地震時の帰宅行動シミュレーション結果」を考慮して災害時帰宅ルートを決定
「M7.3の首都直下地震が発生した場合、都心部のあちこちの道路で満員電車状態の混雑が発生し、200万人の人が3時間以上巻き込まれる」という今までに聞いたことがない奇妙なニュースが4月上旬にあったことを覚えていませんか?…
やっぱり誤報だった緊急地震速報
私も、メール音で飛び起きた口だ。
(6:47でまだ寝ているというのは、そもそもどうなのよ、って話はさておき)。
で、「強い揺れに備えて下さい」と書かれていても、全然訓練されていないので、「げっ」と思いつつも、多くの人はまずはテレビの電源をつけたのではないでしょうか。
と、書いているブログがありましたが、まさにそのとおり。
でも本当は、メールがきたら10秒くらいで揺れが来るんですよね。
テレビつけてどうしよう、っている場合じゃない。
っていうか、激震だったら、テレビがつかなくな…