「M7.3の首都直下地震が発生した場合、都心部のあちこちの道路で満員電車状態の混雑が発生し、200万人の人が3時間以上巻き込まれる」という今までに聞いたことがない奇妙なニュースが4月上旬にあったことを覚えていませんか? これは、中央防災会議「首都直下地震対策専門調査会」の「帰宅行動シミュレーション結果について」という立派な発表に基づいたニュースなのですが、私は以前から大地震が来た時に備え、予め安全で合理的な帰宅ルートを決めておいて、いざという時に慌てないようにしたいと思っていたので、このニュースを聞いて、5月の連休には発表内容を参考に帰宅ルートを定めて実際に歩いてみようと心に決めていました。
ということで、今日はまず、この「シミュレーション結果」なるものをじっくり拝見しようと思い、「地震 帰宅 ラッシュ」でネット検索、簡単にこのレポートに辿り着きました。レポートの中身が予想以上に濃いもので、「超混雑箇所の地名」や「総通過人数の多い道」まで発表されており、帰宅ルートを決めるのにたいへん参考になりました。 テレビ・ニュースでもこういう実用的な情報があることをもっとアピールしてもらうとよかったんですが、こういう金のかかった情報が埋もれているのは、もったいないですね。
私の場合、サイバーウィングのある大崎から自宅のある上野方面へ帰宅となるのですが、五反田駅前、田町駅付近、新橋駅付近、靖国通りが混雑するという情報を参考にしながら、大通りを決めていき、途中3カ所渡らないといけない橋の選択とバックアッププラン、危なそうな首都高速の下はできるだけ通らないなどの考え方で詳細を詰めていきました。
連休のどこかで、あまりきばらずに、このルートを数日に分けても歩いてみたいと思います。
大震災時の想定帰宅ルート(15キロ・2万歩・3時間)を実際に歩いてみました
大地震が来た時に備え、オフィスのある大崎から田町・新橋・東京・神田を経由して上野方面へ抜けるルートを3日間に分けて散歩してみました。全行程は15キロ・2万歩・3時間ですから、歩いて帰宅するには短い距離の部類に入ると思います。…
「緊急地震速報・誤報」 ほんとうの原因は?
気象庁からの誤報についての公式発表では、1つの地震観測点から異常な振幅値のデータが送られてきたことにより、地震の規模を過大に見積もったためとのことでしたが、はたして1つの装置の揺れが大きかっただけで、ほんとうに今回のような速報が出る設計だったのでしょうか?装置だけでなく、センターで判断する側のロジックでも異常値を排除せずに、平均値を利用したようなことはなかったのでしょうか?
…