テレビ広告オンライン購入システム「Google TV Ads」のデモ・ビデオはすごくわかりやすい

Google_tv_ads_3  昨年6月にβ版がスタートしていたグーグルのテレビ広告オンライン購入システム「Google TV Ads」が、Select_networks_2いよいよ米国で一般向けにサービス開始するとのニュースを見て、さっそく公式ブログをチェックしてみました。ブログの冒頭には、「37%のオンライン検索ユーザはテレビ広告掲載によって、検索実行をうながされているという調査がある」という記述があり、Google にとってはテレビ広告さえもオンラインへの入り口に過ぎないと言いたいのか、Scheduling_by_audienceはたまた、Google はテレビ・メディアまでもを掌握しようとしていると言われないためのアピールなのか、とかってな妄想をしてしまいました。 Scheduling_by_topics
 この公式ブログのページのど真ん中にある大きなテレビの絵をクリックすると、「Google TV Ads」のデモ・ビデオだけが再生される超シンプルなページへ遷移しますが、このビデオ、6分の映像ですが、これだけ見れば「Google TV Ads」がすべてわかった気になる優れものですVideo_requiremnet_2(サムネイル画像をクリックすると要所要所のスクリーンショットが拡大されます)。
 まずは、広告出稿したいテレビ・ネットワークが全国区なのかローカルなのかを選んだ後、クリック一つでテレビ局と出稿希望曜日と時間帯を選択します。Find_tv_specialist次に、広告のターゲットになる性・年齢や、番組情報にあるキーワード情報から広告を掲載するテレビ局や掲載番組を決めていき、テレビCM原稿の動画ファイル(15/30/45/60秒,720x480pixel,30fps以内,6Mbps以上,100MB以内等)をオンラインでアップします。まだTVCMがない広告主であれば Ad Creation Marketplace というところで紹介される複数の制作会社の作品を見て、オンラインでテレビCM制作を発注できます。………<続きを読む>………

Bidding_2 掲載する広告原稿を定めて、広告掲載期間と、1日当たりの予算、最大の広告単価(CPM=広告1000回表示当たりの広告掲載費,最小価格は1ドル)を決めれば、広告掲載が開始できます。後は、Google AdWords 同様、オークション方式で実際に流れる広告が決定されるという仕Report組みですが、広告レポートは、テレビ広告なのでクリックはありません(笑)。広告が何日の何時何分頃に掲載されて、何回ぐらい視聴されたかの推定値と、キャンペーン毎での平均広告単価や、全体での支払い予定額などがレポートされます。こういうレポートと、AdWordsのレポートが紐付いて分析される日もそう遠くはないでしょう。

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テレビ広告オンライン購入システム「Google TV Ads」のデモ・ビデオはすごくわかりやすい への9件のフィードバック

  1. デジタルな広告たち のコメント:

    2007年の国内インターネット広告費は、新聞広告の2/3、テレビ広告の1/3の規模にまで成長

    今年も2月20日に、電通より恒例の「日本の広告費」の発表がありました。毎年、この中にあるインターインターネット広告の市場規模数字に注目していますが、今回からインターネット広告費の集計値に、媒体費比で3割程度の大きさの広告制作費が追加されたため、その数字は大きく伸張し、2007年の国内インターネット広告費は6003億円(媒体費4591億円、制作費1412億円)と発表されました。…

  2. デジタルな広告たち のコメント:

    ネットでテレビCMが買える!「CMGOGO」の会員登録受付開始は9/20から

    8月末の日経新聞で、「電通、ネットでテレビCM受注へ」という新聞記事を見て、遂にそういう時代になったんだと関心していたのですが、新聞には10月から稼働とのことで少し意識の外にあったのですが、調べものをしている際に、「CMGOGO」のサイトが立ち上がっているのに気がつきました。サイトは、説明のフラッシュファイル1本の非常にシンプルだけれど、たいへんわかりやすいサイトで、「早やわかりガイド」と呼ばれる、クリックすると紙芝居的画像がめくられていくものでした。…

  3. デジタルな広告たち のコメント:

    YouTubeアクセス解析サービス「YouTube Insight」、さっそく使ってみました

    YouTubeアクセス解析サービス「YouTube Insight」をさっそく使ってみました。解析できるログは現在、「再生回数」と「人気度」のみで、これを期間別・国別(米国だけは州別)に表示できます。左側の解析窓は、「5日、1・3・6ヶ月、1年」の期間を全期間上でスライダーで動かして、その期間を拡大したグラフとして見ることができます。

  4. デジタルな広告たち のコメント:

    IAB、動画広告ガイドライン「In-Stream Video Ad」を発表、インタラクティブな部分や動画周辺要素も定義

    米国のインターネット広告業界団体のIABが「Digital Video In-Stream Ad Format Guidelines」という、ビデオプレイヤーと同期して再生される In-Stream Video Ad の広告フォーマットのガイドラインを発表した。…

  5. デジタルな広告たち のコメント:

    eMarketer社、今後5年で最も成長率が高いネット広告は「リッチメディア/動画広告」と予測

    米国調査会社 eMarketer による2007年から2012年の米国におけるカテゴリ別のインターネット広告市場予測データを売上額・伸び率・売上シェアの3つでグラフ化してみました。リッチメディア/動画広告の成長率がダントツで高く、今後5年間で4.6倍まで成長すると予想されています。…

  6. デジタルな広告たち のコメント:

    Google Chrome、確かにブラウザ起動時間もページ表示時間も速い!

    Webブラウザ「Chrome」をさっそくダウンロードして使ってみましたが、確かにブラウザ起動時間もページ表示時間も速くて快適です。「Google Chromeの機能説明のページ」にはたくさんのYouTubeの動画や、38ページもの大作風のマンガで解説しているページがあります。…

  7. デジタルな広告たち のコメント:

    世界中32の言語で利用できるはずの Google "Ad Manager" 、8/31時点では日本語はまだ未対応

    公式ブログには、Google Ad Managerは「世界中32の言語で利用できます。トルコ語、ベトナム語、ハンガリー語でも利用できます。国際通貨対応です」と書かれていましたが、8/31時点ではまだ日本語は利用できないようです。

  8. デジタルな広告たち のコメント:

    インフルエンザ関連ワードの検索数からインフルエンザの流行を予想する「Google Flu Trends」

    「Google Flu Trends」は、アメリカ疾病予防管理センターの過去のインフルエンザ流行データと、googleでのインフルエンザ関連キーワードの検索数に相関性があることを利用して、インフルエンザの流行を予想するものです。Google Flu Trends のサイトに行くと、州別にインフルエンザの流行具合が色分け表示されています。また、過去5年間での Google でのインフルエンザ関連ワード検索トレンドとCDCが集計した実際のインフルエンザ流行データに強い相関があることがわかります。…

  9. デジタルな広告たち のコメント:

    「Googleカスタム検索」で「マイ検索エンジン」を一つ作ってみました

    日本語版がリリースされた「Googleカスタム検索」を使って、さっそく”「ネット広告関連」記事検索”という「マイ検索エンジン」を一つ作ってみました。「Googleカスタム検索」では、自分が作りたい「マイ検索エンジン」に関係の深いキーワードと、検索対象(サイトやページ)を指定して、オリジナルの検索サイトを作成できます。…

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