新Typepadの長いURL生成とtrackbackは仕様検討不足でサポート最悪

 もうかれこれ6年近く、ブログは Typepad の有償サービスを使っているのですが、どうも昨年秋のバージョンアップからいろいろと問題が発生し、サポートレベルもずいぶん落ちてきているように感じています。
 何を熱くなっているかというと、ブログの記事タイトル入力窓に余裕で入力できるような文字数を入れても、あっという間に英字で256文字以上のすごく長いURLを生成してしまい、その結果、その記事へTypepadからトラックバックしようとすると、トラックバックは成功したかに見えて、実はジャンプできない不完全なリンク切れのトラックバックを実行します(ワーニングなしでURLを255文字で勝手に切り捨ててしまいます)。

 日本語タイトル記事からどういうURLを生成をしているかというと、http://aaaaaa.typepad.jp/bbbb/ というブログの場合、

http://aaaaaa.typepad.jp/bbbb/2010/05/{日本語記事タイトルからURLを生成}.html

のようなURLになり、{日本語記事タイトルからURLを生成}の部分で、例えば、漢字1文字"広"は英字9文字の"%E5%BA%83"として生成されるので、「日本語24文字」の記事タイトルではURL全体が256文字以上になり、この現象が発生します。ならば24文字以内でタイトルを書けばいいじゃないかという意見もあるでしょうが、Twitterの入力窓のように後何文字余裕があるかを入力時に出力してくれるようなものがないので、日本語と英字を混ぜてタイトルを作ると、下記の通り、どこでダメになるかは、直感的にはわかりません(今見られている記事のタイトルはぎりぎりOKですが、それならば下記の3番目の例は大丈夫そうに見えて実はNGという具合です)。

今見られている記事のおどろおどろしいURL 
http://hiroya.lekumo.biz/blog/2010/05/%E6%96%B0typepad%E3%81%AE%E9%95%B7%E3%81%84url%E7%94%9F%E6%88%90%E3%81%A8trackback%E3%81%AF%E4%BB%95%E6%A7%98%E6%A4%9C%E8%A8%8E%E4%B8%8D%E8%B6%B3%E3%81%A7%E3%82%B5%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88%E6%9C%80%E6%82%AA.html

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【 OKの記事タイトル 】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
日本語24文字のブログ記事タイトルは長い?
新Typepadの長いURL生成とtrackbackは仕様検討不足でサポート最悪
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【 NGの記事タイトル 】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
日本語24文字のブログ記事タイトルって長いですか
新Typepadの長いURL生成とtrackbackは仕様検討不足でサポートも最悪
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 Typepad サポートチームになぜトラックバックができないかについて生成されたHTMLソースを見て丁寧にバグじゃないですかとメールで指摘しても「記事のタイトルが長い場合に発生する現象のようです。現在の TypePad の仕様となります。いただきました内容についてはご要望として今後の開発の参考とさせていただきます。」という、自動応答のようなメールしか戻ってこず、「おいおいちょっと待てよ、記事が長くなったのは Typepad のURL生成の新仕様のせいでしょ」と言いたくなります。あまりに仕様検討不足というか、もうトラックバックが流行らなくなったので、これ以上手をいれたくないのか、単にサポートレベルが下がったのか、いずれにしてもさみしい限りです。
 せめてサポートでURLを短縮・変更する方法でも回答してくれればよいのですが、それもなく、気を取り直して、ヘルプを丁寧に見ていくと、「個別ページの URL を変更する方法」という記事が見つかり、★このページ★でURLの修正方法がわかりました。昨年末から新Typepadに乗り換えて、すでに33記事書いたことになりますが、悲しいことに、その3/4の記事はTypepadが言うところの「長い記事タイトル」で、今更タイトルをすべて変更する気にもなれず泣き寝入り状態です。
 昨年秋のバージョンアップ後、他にもRSSフィードへの出力方法が一部変わり面食らったことがありましたが、有料ブログサービスなので、もう少し利用者に配慮したバージョンアップや、仕様の踏襲とチェックには慎重になって欲しいものです。ちょっと熱くなりすぎましたかね。

カテゴリー: ウェブ・技術 タグ: , , パーマリンク