米国の下記のメディア/マーケティング業界団体が「行動ターゲティング広告の自主規制プログラム」(Self-Regulatory Program for Online Behavioral Advertising)を策定しました。
-American Association of Advertising Agencies (4A’s)
-American Advertising Federation (AAF)
-Association of National Advertisers (ANA)
-Council of Better Business Bureaus (CBBB)
-Direct Marketing Association (DMA)
-Interactive Advertising Bureau (IAB)
-Advertising Initiative (NAI)
このプログラムは、下記の5つの重要なコンポーネントから構成されています。
Advertising Option Icon
行動ターゲティング広告の上かその近くや、行動データ収集しているWebページにアイコンが表示され、これをクリックすることで十分な説明やオプトアウトが容易になる。実際にはこのページのような形で利用されるようです。
www.AboutAds.info
行動データを収集したり行動ターゲティング広告を使う企業は、上記の Advertising Option Icon等を利用して www.AboutAds.info サイトへ訪問することを推奨する。また、行動ターゲティング広告に興味を持つ企業はこのサイトへ登録することで、消費者が簡単にオプトアウトできる仕組みを提供できる。
Consumer Choice Mechanism
消費者が www.AboutAds.info を訪れることで、全部または一部の会社の行動履歴収集を簡単にオプトアウトできる機能を提供する。
Accountability and Enforcement
CBBBとDMAは2011年から、実施状況のモニタリングと強化、消費者苦情解決管理に関する責任を持つ。DMAとCBBBは、この自主規制を守っていくためのモニタリング技術を導入する予定である。
Educational Campaign
業界と消費者間でこのプログラムの認知向上をはかるため、業界団体は広く啓蒙活動を行っていく。
「リターゲティング(Retargeting)」 ~もう一つの行動ターゲティング広告~
最近、「リターゲティング, Retargeting, Behavioral Retargeting」というキーワードで呼ばれている行動ターゲティング広告が徐々に話題になってきています。「リターゲティング」では、主に、広告主サイトやECサイトを訪れた際の、より”消費”に近い行動履歴を活用して、サイト訪問者が一旦そのサイトを離れた後、広告掲載可能な媒体社サイトに訪れた際に、ユーザーのピンポイントな興味にあった広告などを掲載し、サイトへの再訪や購入を促すものです(前回のサイト訪問時に閲覧していた商品に対す…
行動ターゲティングを5タイプに分類
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データのセグメントと収集技術を定義するIABの新標準"Lexicon"
インターネット広告世界では、ターゲティング・データ活用についてますます議論が活発になってくると思いますが、そもそもこの種のデータには様々な種類のものがあり、すべてを単に"データ"と語っていると混乱するので、もう少し関係者でこれはどういう"データ"なのかということを"同じ物差し"で語れる規準を作っていこうというのが、IABの新標準"Data Segments & Techniques Lexicon"です。この標準では、4つの考え方(ソース、属性、引出し方、様式)が基軸となっています。…