IABから”Ad Verification Guidelines”が発表されました

インターネット広告は非常に有用なマーケティング手段ですが、掲載場所は従来メディアと比べ非常にフラグメント化しており、また、配信条件も複雑なため、広告主側と広告提供者側で、広告掲載の正確性に関する確認項目とその項目毎に許容できる現実的な確認方法を定義していく必要があります。
下記に、今回IABから発表された"Ad Verification Guidelines"における Ad Verification の定義と、主な確認対象を記載します。現在、本ガイドラインは、パブリック・コメントを待つ第2版ドラフトというステータスです。

【ガイドラインでの"Ad Verificationの定義】
オンライン広告配信での1つ以上の配信属性が、広告主と代理店によって定義され、かつ、広告キャンペーン条件の一部として合意された方法と整合して実行されているかを確認しようとするプロセス。

【主な確認対象】
・広告掲載サイトの内容
・地域ターゲティング
・広告掲載位置・サイズ
・競業広告掲載排除
・広告配信報告の詐欺(の可能性)

 

カテゴリー: ウェブ・マーケティング タグ: , パーマリンク

IABから”Ad Verification Guidelines”が発表されました への1件のコメント

  1. デジタルな広告たち のコメント:

    データのセグメントと収集技術を定義するIABの新標準"Lexicon"

    インターネット広告世界では、ターゲティング・データ活用についてますます議論が活発になってくると思いますが、そもそもこの種のデータには様々な種類のものがあり、すべてを単に"データ"と語っていると混乱するので、もう少し関係者でこれはどういう"データ"なのかということを"同じ物差し"で語れる規準を作っていこうというのが、IABの新標準"Data Segments & Techniques Lexicon"です。この標準では、4つの考え方(ソース、属性、引出し方、様式)が基軸となっています。…

コメントは停止中です。