ad:tech San Francisco 2006 速報 (その2) 「インターネット広告の黄金時代」

<講演名>
He Has the Dough: Can You Make A Go?

<講演者>
Mark Kvamme, Partner, Sequoia Capital

 ad:tech最初の KEYNOTE PRESENTATION は、ベンチャーキャピタルSEQUOIAを経営している Mark Kvamme氏の軽快なトークから始まりました。プレゼンテーションは「TEH GOLDEN AGE」という大きな文字から始まり、これは「インターネット広告の黄金時代」を示します。「いよいよインターネット広告/マーケティングが広告/マーケティングの主流となる」という感じの話が続きますが、Kvamme氏はこれは「デジタル・メディア・シフトの最初に過ぎない」と語っていました(確かに)。
 途中、おもしろいデータがいくつか出てきました。

(1)テレビとインターネットに関する時間消費と広告出稿費が極端に違う現状

           ネット  テレビ
時間消費シェア  32%  38%
広告出稿シェア   5%  33%

(2)米国のブロードバンドが韓国並みになれば、米国のEコマースは1兆2千億ドル規模になると予測
              米国  韓国
インターネット普及率 78%  75%
ブロードバンド普及率 28%  68%
Eコマースシェア     2%  30%
ネット広告費シェア    4%   6%

(3)2008年のネット広告市場はIAB予測の2倍まで成長する可能性も

IAB予測      180億ドル
Kvamme氏予測  300~350億ドル

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ad:tech San Francisco 2006 速報 (その2) 「インターネット広告の黄金時代」 への1件のコメント

  1. デジタルな広告たち のコメント:

    国内インターネット広告費=(雑誌広告費+ラジオ広告費)÷2

    2/20に電通より、恒例の「日本の広告費」の発表があり、その中で2005年の国内インターネット広告費が昨年比5割増の2808億円になったことが明らかになりました。インターネット広告市場規模は、昨年ラジオ広告市場規模を抜き、このペースでいけば来年には雑誌広告市場規模に大幅に近づくことが予想されます。…

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