息子の中学で、中2・中3向けの「職業を考える会」というのがあり、「仕事そのものの話/勉強が社会に出て仕事に役にたっているか/就職のきっかけ」について保護者の中で話をしてくれる人がいないかという募集があり、家内が熱心に勧めるので、普段の教育面での罪滅ぼし?も含めてトライしてみました。大学生には何度か講演はしたことがあるものの、いざ中学生に話をするとなると、どういう切り口がよいのかちょっと迷いました。今回は、
①インターネット広告会社の仕事とお金の儲け方
②仕事の中でどう勉強が役に立っているのか(具体的な場面と教科をひもづけて)
③自分が最初の職業を選んだきっかけ
という3つの話を15分にうまく押し込んで話すようにしてみましたが、インターネット広告を中学生に話すとなると、ビジュアルに話すしかなく、結局、プロジェクターを利用し、パワーポイントのアニメーションでまとめることにしました。最初は、図面を何枚か投射する程度のつもりが、前日に気合いが入りすぎて、最近のプレゼンの中でもっともアニメーションを多用したものになりました。………
自分の大学時代に、ちょっとプレゼンが慣れてきた頃に、新聞社主催で「コンピュータの最前線」というテーマで一般の人向けに講演した時に、聴衆の理解水準や興味をまったくはずして、聴衆が唖然としているのを強引に1時間話しきった、今でも思い出すとどきどきする苦い経験があり、それ以来、プレゼン時の聴衆はいつもと違う人であればあるほど、聴衆がどういう人なのかをよく聞くようにしているのですが、今回は前日に息子にちょっと見せて、言い方をかみ砕いたり、つかみを相談していたので、はじめての中学生プレゼンにしてはまずまずの水準だったのではないかと思っています。
15分×4本構成の講演会の最後のプレゼンテーターだったので、プレゼン冒頭で「そろそろみんな部活に行きたいよね」というところで笑いをとり、170~180名という大人数でしたが、それなりにフレンドリーに話しかけるように講演できました(大学生への講義と違い、おもしろいことへのリアクションがはっきりしていて、目がきらきらしているので、話していて気持ちがいいですね)。
講演内容の③の延長で、「仕事を決める3つの方法」として、
1.好きな仕事
2.使命感に燃える仕事
3.家業
という風に類型化しましたが、ちょっと強引だったかな(でもそれぐらい簡単に言ってあげることもたいせつかもしれないかな)。
それと、せっかくの機会なので講演中に「インターネットを家で使わせてもらえる人はどれぐらいいますかぁ?」と質問してみたところ、95%ぐらいの子供が手をあげていました。時代はここ10年で確実に変わりましたね。
大学生のネット視聴時間は、テレビ視聴時間と同程度かもしれない
この講義を始めた3年前では、インターネットの視聴時間がテレビの視聴時間の数分の一にまで追いついてきている過程そのものがおもしろい話題でしたが、教室での挙手による即席アンケートでは、学生の半数が「テレビとネットの視聴時間が半々」という感じであり、数年の間に相当ネット視聴時間が進んだことが感じられました。中には、インターネット視聴時間が100%という強者もいたりしましたが、確かにテレビがなくてもテレビ・ニュースや新聞情報はインターネットで十分読めますから、その意味でテレビがなくても困らなくなっているの…
徳島大学知能情報工学科の大学院生向けに「インターネット広告ビジネス」の講演
先週11月19日に非常勤講師として、徳島大学知能情報工学科の修士課程の1年生約30名に「インターネット広告ビジネスの最前線」と題して、インターネット広告の具体事例やメディア・サイト側から企業サイト側までのさまざまな最適化技術について講演してきました。…