日本の有力広告会社165社がメンバーの「日本広告業協会」会報誌JAAAレポートの9月号に、「Web2.0時代のインターネット広告事情」という特集記事を寄稿しました。今回、日本広告業協会さんのご好意によりまして、本ブログにて、特集記事の全文をダウンロードさせていただけることになりました。本ブログ「デジタルな広告たち」の記事などを活用しながら、インターネット広告業界の10年を俯瞰したものになっています。是非、ここからダウンロードしてご覧ください。目次は下記の通りです。
■新たな競争環境に突入する広告業界
■広告市場規模でラジオを超え、雑誌に肉薄
■凄まじい勢いで変遷するネット広告
■小規模広告スペースを大量に集める新プレイヤー
■企業サイトでの活用高度化も凄まじい
■ネット広告専業会社もさまざま
■留まるところを知らないネット広告の進化
【 よく似た広告関連団体の略称 】
JAAA: Japan Advertising Agencies Association 日本広告業協会
JIAA: Japan Internet Advertising Association インターネット広告推進協議会
JAA : Japan Advertisers Association 日本アドバタイザーズ協会(旧:日本広告主協会)
インターネット広告市場規模、2011年には7500億円を超える規模に拡大
4/16に電通総研から、「2007年~2011年のインターネット広告費に関する試算」が発表されました。前回の電通総研の発表から2年ぶりの発表となります。今回の発表では2011年のインターネット広告の市場規模は7500億円で、昨年2006年実績の約2倍という予測になっています。…
2006年の国内インターネット広告市場規模は前年比3割増で、雑誌広告規模に肉薄
電通より恒例の「日本の広告費」の発表があり、その中で2006年の国内インターネット広告費が昨年比3割増の3630億円になったことが明らかになりました。4マス媒体の広告費がすべて前年比減(図面参照)の中、インターネット広告だけが3割増で成長しており、翌日の日経新聞でも「ネット広告費 雑誌に肉薄」というタイトルで紹介されていましたが、この勢いが急停止するとは考えにくく、来年には確実に雑誌広告の市場規模を越えると予想されます(未だにマスコミ4媒体という言葉が存在するのが不思議です)。…
ブログの登場によるインターネット・マーケティングの2つの大きな変化
インターネット広告に10年関わってきましたが、特にここ数年のインターネット広告の流れは、検索連動型広告により大きく変わりました。今後、ブログの登場により、ますますインターネット・マーケティングは大きく変わっていくことでしょう。インターネットへの接触時間はすでにTV以外のすべてのメディアより多く、この流れはインターネットだけに留まらないトレンドを引き起こすと思われます。…
インターネット動画広告(オンラインビデオ広告)市場規模の日米比較
7月に日米で興味深い動画広告に関する2つの調査レポートが出ましたので、これらを2つ組み合わせて、今後の日本の動画広告市場の伸びを予想してみました。米国 eMarketer が7月25日に発表した"Fifty Percent of US Population will Watch Online Video in 2008"というレポートでは、タイトルの通り「2008年には米国人口の半分がインターネットで動画を見る」という内容と、2001年~2011年のインターネット動画広告の市場規模推定値と予測が掲載…
行動ターゲティング広告(Behavioral Targeting)
バナー広告などのWeb広告において、従来「ターゲティング広告」というものは、媒体の内容により「広告掲載面を分類」し、その広告掲載面に適した広告を配信するにより、広告効果を向上させようというものでしたが、「行動ターゲティング広告(Behavioral Targeting)」では、Web視聴者の行動履歴をもとに「Web視聴者を分類」し、そのWeb視聴者に適した広告を配信するものです。…