「ウェブ・マーケティング」カテゴリーアーカイブ
ad:tech San Francisco 2006 速報 (その5) 「行動ターゲティング広告」
この日2つ目のKEYNOTE PRESENTATION は、「Mastery Series: It’s All About Targeting」というパネルで、パブリッシャーのNew York Times社、広告主のHyundai Motor America社、広告ソリューション会社のEchoTarget社のディスカッションを eMarketer のCEOのGeoff Ramsey氏が司会で進めました。
途中、驚いた数字が二つ。時差ぼけで聞き間違い、見間違いをしていなければよいのですが、(1)「行動ターゲティング」市場の大きさは
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ad:tech San Francisco 2006 速報 (その4) 「アド・ネットワーク」
「Ad Networks: Practical Usage Advice」というセッションを聴講してみました。
AdNetworkを運営している、ValueClick社、Tribal Fusion社、Blue Lithium社、Aptimus社によるパネル・ディスカッションでした。アドネットワークが登場した当時は小型サイトを束ねて大きなリーチを作ることに意義がありましたが、最近では、個別サイトでは算出できないユニークユーザー数をカウントしたり、行動ターゲティングを含む広告配信の自動最適化など、パブリッシャーだけでは追従できない高度な技術をアドオンすることにに意義が出てきています。
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ad:tech San Francisco 2006 速報 (その3) 「カスタマー・アクイジション」
「5 Critical Strategies for Customer Acquisition」というセッションを聴講してみました。Prospectiv社のCEOの Jere Doyle氏と Sepracor社のExecutive Directorの Timothy Healey氏の講演が連続で1セッションの中で行われました。
Customer Acquisition というエリアは、2005年で3.5億ドル程度のマーケットがあり、年率2倍の急成長マーケットとのことでした。また、AD:TECHのサーベイでも効果的なマーケティング手段として、ペイド・サーチについで自社会員へのメールマーケティングがランキングされていたそうです。
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ad:tech San Francisco 2006 速報 (その2) 「インターネット広告の黄金時代」
ad:tech最初の KEYNOTE PRESENTATION は、ベンチャーキャピタルSEQUOIAを経営している Mark Kvamme氏の軽快なトークから始まりました。プレゼンテーションは「TEH GOLDEN AGE」という大きな文字から始まり、これは「インターネット広告の黄金時代」を示します。「いよいよインターネット広告/マーケティングが広告/マーケティングの主流となる」という感じの話が続きますが、Kvamme氏はこれは「デジタル・メディア・シフトの最初に過ぎない」と語っていました(確かに)。
途中、おもしろいデータがいくつか出てきました。
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ad:tech San Francisco 2006 速報 (その1) 「いよいよ開幕」
4/26~28にサンフランシスコの MOSCONE CENTER で開催されているインターネット広告をテーマにした世界最大のカンファレンス ad:tech に参加しています(そう言えばいつから大文字の AD:TECH から小文字の ad:tech に代わったんでしょうね)。今回は9千人の登録があったそうです。今も 2:30AM頃で寝不足が続いているのですが、がんばって速報やってみます。多少間違っているところもあるでしょうが、連休中にちょっと調べものもして修正していきます。生の情報は、公式ブログにもあります。
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総務省発表「ブログ及びSNSの登録者数」とVRI発表「ブログサイト視聴動向」の比較考察
4/13に2つのブログ関連調査データが発表されました。1つは、総務省から発表された「ブログ及びSNSの登録者数」で、2006年3月末のブログ登録者数は868万登録、SNS登録者数は716万登録であったとのことです。もう一つは、ビデオリサーチインタラクティブ(VRI)から発表された「ブログサイトの視聴動向」で、2006年3月の月間ブログサイト訪問者数が1456万人であったとのことです。それぞれの調査データには半年前のデータもあり、いっしょにグラフ化してみました。
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国内インターネット広告費=(雑誌広告費+ラジオ広告費)÷2
2/20に電通より、恒例の「日本の広告費」の発表があり、その中で2005年の国内インターネット広告費が昨年比5割増の2808億円になったことが明らかになりました。インターネット広告市場規模は、昨年ラジオ広告市場規模を抜き、このペースでいけば来年には雑誌広告市場規模に大幅に近づくことが予想されます。
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窓の外は神戸の海、「兵庫県立大学大学院」で講義
兵庫県立大学大学院応用情報科学研究科の中本幸一教授のお誘いで、昨年に引き続き、非常勤講師として「インターネット広告ビジネス最前線」に関する講演をさせていただきました。キャンパスは神戸の港に近い、神戸ハーバーランドセンタービルの22階と23階にある、見晴らしのよいキャンパスです。特に、講義室の一番前に立つと、教室後ろの窓に神戸の海が見え、講義をしていて、とても気持ちのよいところでした。
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ニューヨークのビルボードに自分の顔写真が掲載される!
2005/12/9~18に米タイム誌が企画した「PERSON OF THE YEAR IN TIMES SQUARE」というWebと街頭大型ディスプレイをうまく活用したキャンペーン企画なのですが、ウェブサイトから写真をアップロードすると、タイムズスクエアのビルボードに、タイム誌の表紙風の体裁になって実際に掲載され、その証拠写真がメールで送られてくるようになっています。ユーザーはもちろん無料で利用でき、クライスラーがスポンサードしています。東京から申し込んでも、実際にニューヨークの街頭に掲載されちゃうのが感動ものでした
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インターネット広告市場規模、09年には5000億円を超え、5年間で3倍以上成長
7/20に電通総研から、「2005年~2009年のインターネット広告費に関する試算」が発表されました。従来、何度かシンクタンクから市場予測は出ていたものの電通グループから5年にわたる予測が出るのは初めてではないかと思います。しかも、最近の各社からの市場予測データはもう少しコンサバティブなものが多かったですが、今回の発表では2009年には5660億円で2004年の3倍以上というかなりアグレッシブな予測になっています。
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