火星での「水」の歴史と原始生物の存在証拠を探すことをミッションとする、NASAの火星探査機フェニックスがいよいよ明日火星に着陸します。NASAの公式サイトの右上にある、分刻みのカウンターが着陸までの時間が24時間を切ったことを示しています。
左図面のNASAのサイトにあるマルチメディアギャラリーには、プロジェクトを説明するいろいろなビデオがありますが、中央9つのサムネイルのうち上段の中央にあるものがプロジェクト全体をよく説明したビデオになっています。また、2段目中央のビデオはリズミカルな音楽にのせてコンパクトに全体を見せてくれます。また、共同研究を行っているアリゾナ大学のサイトにも、右下図面のように探査機他の図面を詳細に拡大して見ることができるようなギャラリーがあります。
今回の Phoenix は前回のNASAの火星探査機の Spirit/Opportunity よりも重量があるので前回のようにボールのようにバウンドして着陸することはできず、アポロの月面着陸を知る世代にはおなじみの着陸船が逆噴射するタイプのようです。ただ、月面着陸とはずいぶんと違い、火星には大気があるので大気圏突入時には地球帰還時と同様一旦火だるまになりますし、その後パラシュートで減速しながらしばらく落下した後の、一番最後のフェーズで探査機部分だけが「ぽとん」と落とされて、その探査機部分のみが逆噴射するというしかけになっています。
前回の Spirits/Opprotunity の際も、火星から送られてくる写真を世界中の人がほぼタイムラグなくインターネットを介して見られることに感激しましたが、またあの感動が始まるのかと思うとわくわくします。明日の着陸が無事に成功しますように。
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