上海旅行(11)~「広」の字の漢字のルーツと、日中での略字の差~

Hiro2Photo  私の苗字の「広屋」の「広」の字は、正しくは「廣」(广の中は黄)なのですが、日本では正しい「廣」の字のフォントは希にしかシステムになく、通常は「廣」(广の中は黄色よりも横棒が一本多い字)が表示されます。Hiro 届出はもちろん正しい字でやるのですが、役所や金融機関側のデータの格納が通常の旧字フォントで登録されているため、窓口で「正式な文字はこれであっていますか?」と確認されたり、・あの・社会保険庁さんのオンライン年金確認システムでも当初本人確認ができなかったということもありました。
Hiro3 で、どこで中国の話とつながるかというと、旅行中、「広告」とか「広場」とかにある「」の文字を車の中からたくさん見て、中国では通常は略字で「まだれ」だけの「广」となっているけれど、固有名詞を中心に旧字の「廣」を使っているなと思いました。Remocon  ただ、一度も日本の標準旧字フォントの「廣」は見ませんでした。これで結論づけるには早いですが、上海の街中を見た感じでは「広」のルーツは「中が黄の廣」のように見えました。
Hiro4  漢字というのは日本人にはなじみやすく、街中の看板でもそう思いましたが、飲食店に転がっていた写真のクーラーのリモコンでも、説明書がなくてもなんとなくわかるというのがありがたかったです。
 最後に上海の高速道路にたくさん表示されていた看板広告ですが、いくつかの場所は広告が埋まりきっておらず、その場所には広告会社のURL入りの看板が書かれていました。

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 ■上海旅行(11)~「広」の字の漢字のルーツと、日中での略字の差~

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上海旅行(11)~「広」の字の漢字のルーツと、日中での略字の差~ への2件のフィードバック

  1. デジタルな広告たち のコメント:

    谷中銀座への散歩の途中に見つけた弘前市の「お菓子のヒロヤ」

    「谷中銀座」にぶらっと寄ってみることにしました。どってことのない昔風の商店街ですが、確かに味のあるところでした。帰り道、上野駅の構内を歩いていると、「お菓子のヒロヤ」というお店が目に入ってきました。この「お菓子のヒロヤ」というのは、青森県弘前市にある和洋菓子のお店だそうです。…

  2. デジタルな広告たち のコメント:

    祖父は大阪市内で蓄音機屋「廣屋華聲堂」を営んでいました

    祖父が昔「蓄音機」を売っていたということは、ずうっと昔に聞いたことがあったものの、それ以上のことは、あまり父親から聞いたことがなかったので、父親が小さい時に死んだ祖父の仕事のことはあまり情報がないのだろうぐらいに思っていたのですが、メモ用紙にしっかり書かれた「廣屋華聲堂」(新字表記:広屋華声堂)という屋号とともに、間取り図の中にある「蓄音機置き場」「蓄音機修理台」「レコード棚」という文字に驚きました。

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