9年目・8回目の兵庫県立大学大学院「インターネット広告ビジネス」の特別講義

Photo_3  今年で9年目、8回目となった兵庫県立大学大学院応用情報科学研究科での「インターネット広告ビジネスの最前線」の3時間にわたる特別講義の内容は、大きな流れでは同じですが、昨年1年スキップしたこともあり、内容をかなり変えてみました。
 デバイス的にはモバイルの部分はすべてスマートフォンに換え、動画・リッチメディア広告の内容も増やしました。サーチ広告の部分は内容を絞り、同じ運用型広告でもDSP/Ad Exchange等の話を増やしました。また、新しいトピックスとしてアド・ベリフィケーションを追加したり、ソーシャルメディアについては、広告よりもそれを活用したキャンペーン事例に切り換えました。

Photo_2  写真の左側がスパコン「京」が入っている理研の計算科学研究機構の建物で、右側がそこと廊下でつながっているた兵庫県立大学大学院計算機科学センタービルになります。最寄り駅の「京コンピュータ前駅」の回りはあまり2年前と変わっていませんが、ポートライナーで1~2駅三ノ宮駅寄りの「医療センター駅」~「市民広場駅」までは、神戸の医療産業都市構想に従ってビルがずいぶん増えたようです。

 今回、特別講義の最後に、同志社大学モビリティ研究センター長の佐藤健哉教授が飛び入り参加してくれました。佐藤教授とは20年ちょっと前に、スタンフォード大学計算機科学科のDavid Cheriton教授の研究室で客員研究員として滞在していた仲なのですが、まさか20年ぶりの再開・会話がこの講義での質疑応答になるとは思いもよりませんでした。特別講義を開催している中本幸一教授と佐藤教授が同じ組込システム領域の研究者という縁で再会をはたすことができました。

【 講演内容 】━━━━━━━━━━━━━━━━ 
1.インターネット広告の具体事例
2.なぜインターネット広告が注目されているのか
3.インターネット広告の模式化・指標・最適化
4.インターネット広告配信技術
  ・ターゲティング広告配信
  ・アドネットワーク
  ・動画広告
  ・スマートフォン広告
5.サーチエンジン・マーケティング(SEM)
  ・リスティング広告、サーチエンジン最適化(SEO)
6.ランディング・ページ最適化(LPO)
7.ソーシャルメディア活用マーケティング
8.リアルタイム入札型広告( Ad Exchange / DSP / DMP )
9.アド・ベリフィケーション
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あんぱん専門店「あんですMATOBA」の品揃えはすごい

Matoba

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 テレビで一度見て、近くなので一回行ってみようと思っていた、浅草観音裏の ★あんぱん専門店★「あんですMATOBA」に行きました。いろいろあって迷いましたが、黒ご
まきなこあんぱん、甘栗あんぱん、ずんだあんぱん、小倉あんぱんの4つを買いました。写真のあんぱんは甘栗あんぱんですが、私は黒ごまきなこあんぱんを食べました。評判通り美味しいです。次回は、小倉フラワー、黒糖あんぱん、みそあんぱん、塩小倉あんぱん に挑戦しようと思います。店は浅草寺の裏の言問通りを挟んだところで、スカイツリーとツーショットが撮影できる位置関係です。

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Flipboard で自分オリジナルの雑誌を作ってみました

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 パラパラと雑誌をめくる感じが病みつきになる"Flipboard" で「Cool Robots」という雑誌を作ってみました。
 Flipboard は、新聞・雑誌記事、ブログ、Twitter、Facebook、RSSリーダーなどをまとめて閲覧できるタブレット/スマフォ用アプリです。私はタブレットで見る雑誌のパラパラ感が一押しですが、電車の中で片手でスマフォを支えながら親指で記事をめくれるリーダーとしても重宝しています。このFlipboardのVer2.0からキュレーション機能がつき、ユーザー自身が簡単にオリジナル雑誌を作れるようになりました。
 オリジナル雑誌の超簡単な作成方法は、”雑誌名”を決めて、普段見ている Flipboard閲覧環境で、気になる記事があったら「+ボタンを押す(Filpする)だけです。これで”雑誌カバー”は最新記事画像を使い、初めに決めた雑誌名と3つほど最新記事のタイトルを雑誌カバーにのせてくれますが、これだけでも、とっても雑誌っぽいレイアウトになっていて、ちょっとした編集長気分を味わえます。
 もう少しだけ手を入れたくなったら、ブラウザ経由でログインして専用エディターを使うと、雑誌カバーを自分のお気に入りのものに固定したり、デフォルトはFlipした時系列で並んでいる記事の順番を変更したり(似たような記事をばらしたり、流れで見た時にメリハリがある画像が出現するように調整したり)、リンク切れの記事を削除したりというちょっとした編集ができるようになります。この専用エディターも機能を増やし過ぎず、あくまでも簡単にというコンセプトを貫いているように見えます。
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IABからHTML5ディスプレイ広告のガイドラインが出ました

 IABから"HTML5 for Digital Advertising 1.0: Guidance for Ad Designers & Creative Technologists "が出ました。HTML5は、フラッシュと違い、PC/Mobile両方の環境で動作する動的クリエイティブ用プラットフォームとして期待が高いものですが、このガイドラインは、HTML5を利用したデジタル広告の共通フレームワークを規定したものであり、広告サーバーとの互換性を最大化するための推奨事項、パーフォーマンス向上のための最適化手法、動画やアニメーション利用のためのガイドライン、制作ツール群の整理等が記載されています。

【 目次 】
 1.概要
 2.HTML5ディスプレイ広告
 3.バナー内ビデオ広告
 4.アニメーション
 5.HTML5関連ツール
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「総天然色ウルトラQ」をアプリ「怪獣キャッチ大作戦」で楽しむ

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 GWにWOWOWでお待ちかね「総天然色ウルトラQ」をやっていますが、「WOWOWプログラムガイド」アプリの一番下に出現した「怪獣キャッチ大作戦」メニューを使ってリアルタイム視聴すると1話毎に名場面カードがもらえるとう道具立て、なかなかいけてます。放送中の番組の音声をアプリが識別し、関連する回の名場面カードが自動的にダウンロードされるというものです。音声は番組のどこでもよいという仕様でなく、”番組冒頭からエピソードタイトル周辺まで”の音声をキャッチするという約束だったのですが、最初にこのアプリに気がついた時は、第4話のマンモスフラワーの途中で、それに気がつかず、あれこれ音声の大きさやらをスマフォの位置やらを調整していました。Ultraq2
後で、アプリのテロップの注意書きに気がつき、第5話のペギラの回の冒頭ではばっちり名場面カードをゲットできました。リアルタイム視聴を加速させるための道具立てとして、テレビ音声をスマフォ・アプリで認識させて、デジタルグッズを付与するというこのやり方、いいですね。

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CASIO E-Data Bank の電池交換

 CASIO の G-SHOCK の電池が弱ってきたので、寝かせていた E-DATA BANK もいっしょに近所のCASIOのサービステーションに持ち込みました。電池自身は市販で数百円程度のものなのですが、交換作業と各種チェックをやると各3千円台になるようなので、G-SHOCK の方は正規での交換をお願いし、E-DATA BANKの方はCASIOの人にやり方を教えてもらって自分で対応することにしました。
 やり方と言っても、電池ホルダーの外し方と、時計のリセットの仕方の2つだけ教えてもらいました。電池ホルダーの外し方はちょっとわかりにくくて、結局、インターネットで検索してわかりました。リセットの仕方は、All Clearの略で"AC"と書かれたの金属接点の穴をアースにショートさせるのですが、これは電池の+側とショートさせることで対応し、これで時計は動き出しました。
 できた!と思って、裏蓋を締めて、腕につけてみると、時計の表示が反対向き。焦らずちゃんと方向を確かめてから、ネジを締めないといけませんね!

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日本のスマートフォン広告市場規模予測、2013年には1000億円超、2017年には2000億円超

スマートフォン広告市場規模予測(商品別・販売チャネル別) 3月15日に CyberZ社よりスマートフォン広告市場動向調査の発表がありました。2012年の日本のスマートフォン広告市場規模は856億円億円(前年比3.4倍)としており、先日の電通発表「日本の広告費」のインターネット広告費全体と比較すると10%程度の規模感ということになります(媒体費で比較すると13%程度、ただし元データが違うので目安でしかない)。また、今回CyberZ社発表のスマートフォン広告市場規模予測では2013年で1000億円超、2017年で2000億円超としています。

 また、商品別売上規模は、リスティング広告、ディスプレイ広告、成果報酬型広告が大凡6:3:1の比率のまま成長していき、販売チャネル別売上規模もオンライン対オフラインが大凡1:2の比率のまま成長していくという予測数字となっています(この種の予測値で販売チャネル別売上予測は珍しいです)。

 CyberZ社のプレス文では、商品別の市場予測グラフと、販売チャネル別の表が記載されていましたが、これを重ねていっしょに参照したいと思い、グラフ化してみました。リスティング広告もRTB型のディスプレイ広告もオンライン購入可能ですが、広告主からの直接のオンライン購入比率は5年後もあまり変わっていないとしているのは興味深いです。

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【 2004年~2011年の「日本の広告費」に関するの記事目次 】

 

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“データ・サイエンティストに学ぶ「分析力」”の本のカバー、はずすとちょっと気恥ずかしい

  電車の中で本を読む時はいつも本のカバーをはずしているのですが、”データ・サイエンティストに学ぶ「分析力」”の本は、英文タイトルの”SEXY LITTLE NUMBERS”という文字が目立って気恥ずかしいので、カバーをつけてます。その気分をちょっと楽しげなムービーにしてみました。

 

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2012年国内インターネット広告費は8680億円、運用型広告費が媒体費の半分の規模に(“日本の広告費”をグラフ化)

★2013年版国内インターネット広告費はこちら★

国内インターネット広告費の推移2012-1 2月21日に、電通より恒例の「日本の広告費」の発表がありました。2012年の日本の総広告費は5兆8913億円(前年比103%)と5年ぶりに前年実績を越えました。インターネット広告費は、前年比108%の8680億円(媒体費6629億円、制作費2051億円)となりました。

 今年からインターネット広告費の集計方法が大きく変わりました。デバイスの多様化に伴いデバイス別分類が無くなり、「膨大なデータを処理するアドテクノロジーを活用したプラットフォームにより広告の最適化を自動的にもしくは即時的に支援するような広告手法」を「運用型広告」と呼んで集計することになりました。この分類に入る、検索連動型広告/Ad Exchange/DSP/SSP等を含む2012年度の運用型広告費は3391億円となりました。これ以外の枠売り広告/タイアップ広告等は3238億円となり、運用型広告費がインターネット広告媒体費の半分の規模なりました。 国内インターネット広告費の推移2012-2

 4マス広告費は2005年に前年割れを始めてから7年ぶりに前年実績を越えました。一方で、インターネット広告費はこの7年間で市場規模が2.3倍拡大しました。

【 2004年~2011年の「日本の広告費」に関するの記事目次 】

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国内インターネット広告費の推移2012-3

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数十年ぶりに出会った「汽車会社 蒸気機関車製造史」に感動

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3先日大阪の実家に寄った際に、一昨年亡くなった父の本棚から、40年前に発行された「汽車会社蒸気機関車製造史」という本を持ち帰った。「汽車会社」は、鉄道の父「井上勝」が鉄道庁長官を退官後、1896年に大阪に設立した国産鉄道車両メーカーで、この本が発行された1972年に川崎重工と合併するまでの70年以上にわたり、数々の機関車・車両を製造してきたメーカーである。父はSLファンではなく、汽車会社の社員だった。消えゆくJR関西線のSLを追いかけていたのは、父ではなく私の方だった。だから、ある日、父がこの本を家に持ち帰った時も、それが貴重な本であることはすぐにわかった。この本を最後に見たのは中高生ぐらいだったと思うので、この本に出会ったのは数十年ぶりということになる。

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5この本にはたくさんの蒸気機関車や貴重な客車の写真や図面の他に、当時の工場の様子等も載せられている。その写真を見て、一度、父に電車の製造工場に連れていってもらったことを思い出した。大きな電車のボディーがクレーンでつるされていて、それが電車の台車の上に降りてきたかと思うと、溶接が始まり火花が散る。ああいうちょっと危険で凄い光景を子供が見られたのも当時だからできたのかもしれない。

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8数十年ぶりに本を読み込んでみて、新たな発見もあった。機関車や客車以外にバスや戦車を作っていたのは当時も意外だったので気がついていたが、実は結構たくさんの「橋」も作っていたようで、うちの近所の隅田川にかかる「駒形橋」も汽車会社が製造したというのには驚いた。

 この本、保存状態もたいへんよく、これからも大事に保管して、またしばらくして、じっくり読んでみたいと思う。

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